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#ブラアカ秋合宿2016 総括

9月14日~17日と、北志賀でのブラアカ秋合宿を終えて帰ってきました。

 

これまでぼくは秋合宿2015・春合宿2016と経験してきましたが、合宿は今後扱う新曲の譜読みを立て続けに行う場所…そんな印象がありました。曲数が極めて多いため(10曲を超えているかも)、合奏時間はかなり細切れとなり、終始慌ただしく進みました。新しい曲に触れ続けなければならないので体力的にもハードでした。

 

その反面、今回の秋合宿2016では曲数をぐっと絞って非常に濃密な練習が行われました。特に副指揮(同期のスキンヘッド男)は、11月の駒場祭公演・来年2月の定期演奏会を合わせた彼の担当曲7曲(8曲?)のうち、駒場祭公演で一番の大曲""ミュージカル「レ・ミゼラブル」より""に持ち時間すべてを投入しました。 練習スケジュールから考えるとこれはなかなかスリリングな賭けなのでしょうが、個人的にはとても意義深い合宿となり、好判断であったと思っています。

 

東京大学ブラスアカデミーの駒場祭演奏会には「テーマ制」という特徴があります。

プログラムが1曲ずつ独立している他の演奏会とは異なり、駒場祭演奏会の曲目は、あらかじめ団内公募で定めたテーマに沿って決められます。

 

たとえば2015年の駒場祭公演「吹奏楽が紡ぐ“星の王子さま”」の場合は、

1.夜間飛行;『星の王子さまの』主人公がパイロットであることから

2.テキーラ;主人公が他の小惑星で酒飲みに出会う場面より

5.星の王子さま;物語を締めくくるメイン曲

(3・4曲目は自分が乗ってないので理由を忘れてしまった(._.))

というような感じで、曲順やパンフレット、司会進行などを組み立てています。さながら落語の三題噺のよう。

 

冷静に考えれば「なんでそんな手間のかかることしてるんですか?」という話なのでしょうが、一度経験してしまうとこれがなかなか奏者的にもエモく、お客さまからも例年ご好評を頂いているようです。

そして前述の「レ・ミゼラブル」は演奏会のラストを飾る曲なので、今回の合宿には「駒場祭公演のクライマックス(オチ)を固める」という意義があったと言えます。

 

合宿最後の練習時間、全員で集中を高めてからの初通しは、いささか未熟ながらも熱量を感じる、とても感動的なものでした。わたしはブラアカ入団直後から、本番での演奏が白熱すると鼻水が垂れる体質になってしまったのですが、今回もそうなる兆候をひしひしと感じました(そこは嘘でも「泣けた」とか言うべきでは?でもまぁ正直ちょっとうるっときたけど)。

 

わたしたちはこの感動的なクライマックスに向けて演奏会を組み立てているということ。他の曲に接する際も、必ずこれを意識しながら練習を進めていくことこそが、素晴らしい演奏会を実現するための王道ではないでしょうか。

スター・ウォーズ」、特に管楽器は大変そうだからがんばってね★

 

レ・ミゼラブル」でのわたしは、主に大砲の役割を果たすバスドラムを、「これ以上やったら手首が抜けちゃう><」と思いながら爆音演奏しています。きっと本番ではこれ以上やってしまうのだろうと思います。別の曲では2016年の個人的課題楽器であるドラムも担当します。よろしければ!

 

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東京大学ブラスアカデミー駒場祭演奏会《ブラアカ映画祭!》】

日時:2016年11月26日(土)17時(入場無料)

会場:東京大学駒場キャンパス 900番講堂 

曲目:ミュージカル「レ・ミゼラブル」より

   スター・ウォーズ 他

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